中国で「商売」する

The market condition of Beijing is hot like the fire pan of hot pepper .

中国・北京市内は現在、オリンピック用の土地収用、立退き騒動なんどの市内大改造もひと段落しています。
しかしながら新規に長安街沿いに点在する繁華街に直営の路面店舗を設定するのは、ご存知のようになかなか厳しい状態です。
新たに北京進出をするのであれば、市内全域に多数ある既存の百貨店、複合商業施設のなかからターゲットに沿う立地、商品特性に沿う施設に入店せざる得ません。

北京では上海ほど「ブランド」認識が高くなく、「エッ!?」というような異業種メーカーが衣料ブランドとして大きなショップを展開しています。
これらの商業施設には中国独自のレギュレーションやイベント・バーゲンセールの設定などがあります。
確かに日本ブランドは人気がありますが、売りの実績になるとイベント・バーゲンセールで計画的、圧倒的な値引販売を行う地元が優勢です。
日本メーカー、流通の常識では、到底商売にならない割引ですが、明らかに中国メーカーはそれら商習慣に対応出来る商品計画、原価管理、上代設定を行っています。また税制、規制、契約なども中国市場の奥深さの一端を伺い知れるところです。
漢字を使い、箸を使い、同じモンゴロイド系の身体特徴でありながら、どうやら日本人とはまったく違う「国、人」の首都・北京。
党幹部、行政府機関、有力媒体、有力公司、各国大使館、海外企業などが集中する北京は、オリンピックを控えた今、まさに流行の火鍋のように赤いスープがグツグツと煮えたぎるようなホットな状態が続くでしょう。