サーフイベントの冠スポンサーにナショナルクライアントを設定するのには協賛メリットにおけるウルトラ戦術が必要です。新島のALL JAPAN PRO SURFING CHAMPIONSHIPではクライアントの商品で島の販売店、民宿の食卓、飲み屋のカウンター、ベンダーまで陸揚げしてスポンサーカラーに染め上げました。肝心の大会は暴風雨に襲われ選手は漂流、ステージは倒壊寸前を人力で支え、ジャッジはクルマの中から・・壮絶なイベントでした。しかし、陸揚げしたサンプル商品を軽トラに満載して島中を走り回った青春のイベント、20代のころのプロデュースだから成立したと思います。かと思えば盛夏の鵠沼の大会ではギャラリー満杯でも波立たず、おまけに冠スポンサー(一部上場食品)の社長がビーチサンダル姿で突如登場、波の心配から社長の心配が記憶に残るような大会もありました。私が手掛けたすべてのサーフイベントにはレジェンドサーファーの小室正則氏(マーボーロイヤル)の尽力があったことを忘れることはできません。そして事務局のMも。